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BalalaiQuartet「BalalaiQuartet(ばららいかるてっと)」(ライブ情報あり!) [アーティスト]

前の更新からまた時間がたってしまいました(^ ^;)

今日は音楽センターからデビューした(一見ビジュアル系ですが)超実力派バンドを紹介したいと思います。



BalalaiQuartet「BalalaiQuartet(ばららいかるてっと)」(音楽センターCCD905)
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■収録曲
1.おぉ、白樺(ロシア民謡/B.トロヤノフスキー・E.シャバリーン 編曲)
2.牧神のワルツ(V.アンドレーエフ 作曲)
3.碧い湖を見つめて(V.アファナシエフ 作曲)
4.カリンカ(V.ゴロドフスカヤ 作曲)
5.ノクターン(E.トロスチャンスキー 作曲)
6.グロテスクと瞑想(E.トロスチャンスキー 作曲)
7.Close to you(B.バカラック 作曲)
8.追懐(北川翔 作曲)
9.日陰のまち(北川翔 作曲)
10.iMAя(北川翔 作曲)
11.ESCUALO(A.ピアソラ 作曲)
12.Oblivion(A.ピアソラ 作曲)
13.禿山の一夜(M.ムソルグスキー/北川翔 編曲)


BalalaiQuartetとは、バラライカ奏者の北川翔を中心に、クラシックアコーディオン大田智美、コントラバスバラライカ廣瀬謙・パーカッション(ドラムス)岡山晃久によるアンサンブルグループです。

編成はロシアの伝統楽器とアコーディオン、そしてパーカッション(ドラムス)ということで、今までにまったく無かった組み合わせも特徴です。ロシアのバラライカコンクールで外国人初の一位を穫ったバラライカ北川翔の抜群の演奏力、十代で単身渡欧し実力を養ったクラシックアコーディオンの大田智美。この2トップに、国内では随一のコトラバスバラライカ奏者の廣瀬謙、さまざまなアーティストのサポートで活躍するパーカッション&ドラムス奏者の岡山晃久がリズム隊として支えるアンサンブルは、何度聴いても新鮮な魅力に溢れています。

情熱的で時に激しく、時に心安らかにさせる美しい音色、そして4人の一体感のあるアンサンブルは、聴くものの心を鷲掴みにすること間違い無しです。

383.jpg

(恒例?の全曲解説させていただきます。)
まず1曲目は「おぉ、白樺」。ロシア民謡ですが、この曲は独特な暗さが全く無く明るく始まる感じは、北の大地に訪れた春〜夏の息吹を感じさせるさわやかな作品です。4人の掛け合いも躍動感に溢れています。2曲目「牧神のワルツ」はちょっと上品なワルツ。緑の中へドライブやピクニックに行く時に聴きたい一曲です。3曲目「碧い湖を見つめて」は、ロシア音楽らしい憂いを感じさせる美しいメロディー。静寂の中の湖の情景を浮かび上がらせるようです。

4曲目の「カリンカ」は、BalalaiQuartetの魅力がいっぱいにつまった、最も盛り上がる曲のひとつとなるでしょう。馴染みのメロディーの早弾きが最高にかっこいいです。5曲目、6曲目は同じトロスチャンスキーの作品ですが、正反対の軸にあるような対照的な組み合わせ。「ノクターン」では切なくなるような美しいメロディーを幾重にもコラージュし、「グロテスクと瞑想」は切れのいいリズムとパッセージが小気味良いです。

7曲目はロシア音楽から離れ、B.バカラックの名曲「Close to you」。バラライカがこんなにもやわらかくやさしい音がするのだということに、どなたも驚くと思います。アコーディオンをはじめ、コントラバスバラライカ、パーカンションの抑揚を抑えた演奏も非常に美しいです。個人的にも一番のおすすめ曲です。

8曲目からBalalaiQuartetのオリジナル(作曲は北川翔)が続きます。はじめて聴いたのに懐かしさを憶える「追懐」、9曲目「日陰のまち」は北川翔さんが留学していたロシアの街の情景なのだろうかと勝手に想像してしまいます。10曲目「iMAя(イマヤ)」は、このアルバムの一番の聴き所。バラライカとコントラバスバラライカが静かに爪弾くところからはじまりますが、アコディーオンの速いパッセージが出てきたところから一変し、呼応するようにパーカッションドラムスがグルーブを次々に繰り出していきます。(サウンドの違いこそあれ)まるでエレクトロニカミュージックのようです。このグルーブの中で炸裂する翔さんのソロは息をのむ程の緊張感に溢れています。

前曲までの圧倒的な演奏力に感嘆している間もなく、さらに彼等の挑戦が続きます。
11・12曲目はどちらもA.ピアソラの作品。言わずと知れたアルゼンチンのバンドネンオン奏者・作曲家の作品。実のところ「ロシアの楽器で」というのは、期待も不安もあったのですが(メンバーの方申し訳ありませんでしたm(_ _)m)、見事に極上のタンゴとして完成されていました!「ESCUALO (鮫)」は、緻密かつ情熱的なピアソラらしい独特のサウンド。本当にかっこいいの一言につきます。「Oblivion (忘却)」は一転して、切なく美しい世界。この2曲を聴いているうちに、A.ピアソラのオリジナルを聴いているのではないかという錯覚にとらわれる程です。

そしてアルバムラストの曲は、ムスログスキーの名曲「禿山の一夜」。ここでも彼等は挑戦の手を抜く事はありませんでした。。 本来オーケストラで演奏される曲ですが、これをたった4人でこれほどまでに重厚に仕上げてしまうというのは驚愕としか言い様がありません。演奏・サウンドとも本当に素晴らしく、正に『前代未聞の四人組』であると思います。


ということで、この凄い四人組の魅力お伝えできましたでしょうか?
とにかく素晴らしい仕上がりのデビューアルバム、ぜひ手にとっていただければと思います。

BalalaiQuartet「BalalaiQuartet(ばららいかるてっと)」(音楽センターCCD905)
試聴・ご購入はこちら

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ところで、私の文章力で本当で伝わっているのでしょうかね(汗)
それを確かめていただける、耳寄りなお知らせです。

8月29日(木)にコンサートがありますので、ぜひいらして下さい!

BalalaiQuartetファーストアルバム発売記念コンサート
日時:2013年8月29日(木)18:30開場/19:00開演
会場:東京文化会館・小ホール
  (〒110-0007 東京都台東区上野公園5-45・JR上野駅公園口正面)
入場料:4,000円(全席指定・税込)
お問い合わせ:
・センタープロ TEL03-3200-4030/FAX03-3207-4561
・音楽センター TEL03-3200-0101/FAX03-3200-0104
 (平日10:00〜18:00・土曜10:00〜13:00受付)

さらに9月26日にもコンサートが予定されています。こちらもぜひ聴き逃さないで下さいね!
日時:2013年9月26日(木)18:30開場/19:00開演
会場:ティアラこうとう・小ホール(東京都江東区・東京メトロ住吉駅徒歩4分)
入場料:4,000円(全席指定・税込)
お問い合わせ:
・音楽センター TEL03-3200-0101/FAX03-3200-0104
・ティアラこうとう TEL03-5624-3333
・東京労音 TEL03-3204-9933
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太田真季「あなたへのLullaby(ララバイ)」 [アーティスト]

音楽センターCD3枚連続リリースの第三弾、太田真季「あなたへのLullaby(ララバイ)」の紹介です。

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お読みになっている方に質問ですが、太田真季さんというシンガーをご存知でしょうか?
当ブログをお読みになっているということで、既にご存知の方もいらっしゃると思います。もし今日はじめて耳にしたということでしたら、ぜひ最後までお読みになり、その美しい歌声に触れて(試聴)いただければと思います。

太田真季「あなたへのLullaby(ララバイ)」(音楽センターCCD902)
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□収録曲
1.さくらんぼの実る頃(作詞:Jean-Baptiste Clement/作曲:Antoine Renard/日本語詞:山ノ木竹志)
2. Time To Say Goodbye(Con te partiro)(作詞:Francesco Sartori/作曲:Luio Quarantotto/日本語詞:安藤由布樹)
3-5. 母三章 詩画集「風の旅」より 3つの母のうた(作詞:星野富弘/作曲:武義和)
 ばら
 きく
 たった一度だけ 〜なずな〜
6. 星ものがたり(作詞:さいとうのりお/作曲:武義和)
7. 黒いひとみ(Dark Eyes)(ロシア民謡/日本語詞:近藤玲二)
8. 何という胸の痛みだろうか(作詞・作曲:Violeta Parra/訳詞:上田達生)
9. わが心のアランフェス(作詞:Guy Bontempelli/作曲:Joaquin Rodrigo/訳詞:広川あけみ)
10. ふきのとう(作詞:門倉さとし/作曲:林学)
11. 樫の樹(作詞:Michail Vasil'evich Isakovsky/作曲:Matvei Blanter/訳詞:井上頼豊)
12. ねんねのお父さ(津軽地方の民謡)
13. おろろんおろろん(天草地方の民謡)
14. てぃんさぐぬ花(沖縄地方の民謡)
15. 私の子どもたちへ(作詞・作曲:笠木透)
16. やさしかったひとに(原詩:野長瀬正夫/作詞:山元清多/作曲:林光)
17. 翼(作詞・作曲:武満徹)

ソプラノシンガー太田真季さんの7枚目のオリジナルアルバムになります。そして今回は歌手生活40周年の記念作品でもあります。実は担当M、こちらのアルバムの制作スタッフを務めさせていただきました作品ですので、今回も思い入れたっぷり(すいません)に紹介させていただきます!

担当M、仕事として制作にかかわりましたが、過去のアルバムも含め、その美しいハイトーンヴォイスに、そして繊細な表現力に打ちのめされ、ipodに入れよく聴いている程です。レコーディングにも立ち会いましたので、制作秘話も含め曲解説させていただきます。


1曲目「さくらんぼの実る頃」は有名なシャンソン曲。近年ではスタジオジブリの「紅の豚」(宮崎駿監督)の挿入歌にもなった曲ですね。アルバム全体にわたってですが、バッキングにピアノ(後藤寿美)、ギター(田嶌道生)、ウッドベース(水野俊介)、アコーディオン(大田智美)のみの編成で、生音のゆったりとしたアンサンブルにこだわったアレンジになっています。この曲もそうしたゆったり感が心地良く、そして切ない一曲です。

2曲目「Time To Say Goodbye(Con te partiro)」は、サラ・ブライトマン、アンドレア・ボッチェリーニが歌い世界的に大ヒットした曲。真季さんバージョンはそれらに全く引けをとらない仕上がりで、その歌唱力に圧倒されること間違い無しです。今回は安藤由布樹さんによる素敵な日本語詞で歌っていますので、この曲が好きな方には特に聴いていただきたいです。

3〜5曲目「母三章」は、画家で詩人の星野富弘さんの詩に作曲家の武義和さんが美しいメロディーとピアノ伴奏をつけた作品です。繊細な表現力がより楽曲の魅力を引き出していると思います。

6曲目「星ものがたり」は、シングル発売ができるのならぜひしたい(といっても予定はないのですがm(_ _)m)一曲。さいとうのりおさん作詞・武義和さん作曲で、人々の織りなす人生の模様を星空になぞらえた、本当に美しい曲です。

7曲目「黒いひとみ(Dark Eyes)」、8曲目「何という胸の痛みだろうか」、9曲目「わが心のアランフェス」、11曲目「樫の樹」と世界の名曲が続きます。真季さんの日本の歌も素晴らしいですが、外国曲はさらに素晴らしく、どの曲も異国情緒溢れる仕上がりとなっています。特に今注目の若手アコーディオン奏者、大田智美さんのソロが光る「黒いひとみ」はかなりのお薦めです。

10曲目「ふきのとう」は、作詞・門倉さとしさん、作曲・林学さんの作品。粉雪のように繊細なピアノ(編曲・林光)と真季さんの凛としたボーカルが印象深い一曲で、詞のテーマとなったある家族の生きる様を雪景色に投影しているかのようです。

12〜14曲目は日本の民謡・わらべ歌で、「ねんねのお父さ」(津軽地方)、「おろろんおろろん」(天草地方)「てぃんさぐぬ花」(沖縄地方)が並びます。後藤寿美さんによるシンプルながらも深みあるアレンジも聴きどころです。担当Mのお気に入りは、水野俊介さんのジャズベースがカッコいい「おろろんおろろん」です。

15曲目「私の子どもたちへ」は、シンガーソングライター笠木透さんの代表曲のひとつですが、今回は朗読と歌とすることで、よりメッセージ性の高い一曲になりました。この曲を選ばれたのは、東日本大震災の鎮魂や原発被害への思いがあってとのことでしたが、聴いた方が故郷の自然の美しさ・大切さを今一度思い直していただけたら、スタッフとしても嬉しい限りです。

16曲目「やさしかったひとに」は、昨年惜しくも亡くなられた作曲家、林光さんの作品。この曲のレコーディングに立ち会わせていただいた時、あまりにも素晴らしい曲で心震えるほどに感動したことを覚えています。物語のような歌詞も素敵です。

アルバムのラストの17曲目「翼」は、ニュース23のエンディングテーマ曲にもなった武満徹さんの作品。田嶌道生さんのボサノバ調アレンジが心地良く、できることなら本当の空旅で聴きたいナンバーです。


ということで、思い入れたっぷりに解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか? 太田真季さんも「キャリアの中で最も好きなアルバム」と言っていただいていると伺っていますので、ぜひご一聴いただければと思います。


[太田真季プロフィール]
函館市出身。フォルクローレ・グループ“アンサンブルケーナ”のボーカルを経て、1984年よりソロシンガーとしてデビュー。音楽センターより6枚のアルバムを発表。日本の叙情歌、ヨーロッパの歌曲、ロシア民謡、フォルクローレ、ポップス〜ミュージカルナンバーなど幅広いジャンルにわたり、美しいハイトーンヴォイスと豊かな表現力が共感を呼んでいます。また、地域の合唱団とのジョイントコンサートや小会場でのサロンコンサートなど、様々な形のコンサート活動も意欲的に行っている。

追記:
ところで担当Mが制作でかかわりましたのは、ジャケット写真やパッケージなどのアートディレクションで、素晴らしいフォトグラファーさん・デザイナーさんとお仕事することができました。アルバムのイメージに合った仕上がりになったと思いますので、こちらにも注目いただければと思います。(すいません、思い入れあり過ぎでm(_ _)m)

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太田真季「あなたへのLullaby(ララバイ)」(音楽センターCCD902)
試聴・ご購入はこちらから

太田真季のライブ・コンサートのお問い合わせは
こちらまで(センタープロのページにリンクします)

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原田義雄「夢を語るとき 原やんのうた」 [アーティスト]

音楽センターCD3枚連続リリースの第二弾、原田義雄「夢を語るとき 原やんのうた」の紹介です。

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シンガーソングライター原田義雄さんの初のソロアルバムになります。ファーストアルバムといってもキャリアは長く、自身が所属するフォークグループ「フリーダム」は1979年結成で、地元岡山や関西を中心に活動されてきました。オリジナル曲の「みんなのうた」「いとし子よ」などは、既に草の根の多くの方々に知られている曲となっています。

原田義雄「夢を語るとき 原やんのうた」(音楽センターCCD901)
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■収録曲
フライデー・レポート(石黒真知子 作詞/原田義雄 作曲)
そのまんま(石黒真知子 作詞/原田義雄 作曲)
人間の歌(山ノ木竹志 作詞・作曲)
畦つけうた(原田義雄 作詞・作曲)
風のうた ユパンキによせて(山ノ木竹志 作詞/原田義雄 作曲)
共に生きる町(金明植 作詞/林光 作曲)
ヨッちゃんの仕事(原田義雄 作詞・作曲)
粉せっけんのうた(原田義雄 作詞・作曲)
みんなのうた(コーラスVer.)(原田義雄 作詞・作曲)
いとし子よ(小森香子 作詞/原田義雄 作曲)
生きているということは(永六輔 作詞/中村八大 作曲)
誇りを胸に(石黒真知子 作詞/林学 作曲)
夢を語るとき(石黒真知子 作詞/原田義雄 作曲)
みんなのうた(ハングルVer.)(原田義雄 作詞・作曲)


原田さんは視覚疾患があり、残念ながら現在は視力をほとんど失ってしまったそうです。でも伸びやかな歌声にはそのことを全く感じさせない明るさや何にも負けない強さを秘めていて、聴く者を一気に虜にしてしまう魅力があります。

今回のアルバムに収録された14曲は、それぞれが原田さんの思いやメッセージをしっかりと伝えていると思います。先日行われた原田さんのソロコンサート(本当に素晴らしいライブでした)で語っていたことも交えながら、曲解説していきたいと思います。

1曲目「フライデー・レポート」は、毎週金曜日にある場所で行われている人権侵害の抗議行動を歌にしたものです。爽やかなアコースティックサウンド(今回のアレンジャー玉木孝治さん、ピアノ・キーボードのシモシュをはじめとしたミュージシャン陣、そして「フリーダム」のメンバーの歌声が全編にわたり、原田作品を非常に高いクォリティーに仕上げています)の中に強いメッセージが込められています。
2曲目「そのまんま」は、底抜けに明るいポップソング。サイモンとガーファンクルを彷彿とさせるような楽しいナンバーです。
3曲目「人間の歌」は、草の根で多くの方々に歌われ何度もレコーディングされてきた山ノ木竹志さんの名曲ですが、原田バージョンはそれらどれよりも新鮮で力強く、大きな感動を呼ぶ「人間讃歌」に仕上がっていると思いました。
4曲目「畦つけうた」は、原田さんが岡山県の蒜山高原に移住し農業に取り組んでいた頃にできた歌。歌声とギター、ピアノ、和太鼓のアンサンブルが“土の感触”さえも感じさせてくれるようなナンバーです。
5曲目「風のうた ユパンキによせて」は、アルゼンチンの伝説の音楽家アタウアルパ・ユパンキに捧げた曲。フォルクローレの要素を取り込んだリズムアレンジは、遠くアルゼンチンの乾いた風や美しい風景を想像させます。
7・8曲目、「ヨっちゃんの仕事」「粉せっけんのうた」は、法改正により障害者の作業所での仕事が立ち行かなくなっている現状を歌った曲です。そんなシリアスな問題も原田さんはコミカルに歌うことで多くの人に問題を提起しています。
9・14曲目「みんなのうた」は、原田さんの代表作のひとつ。ついつい一緒に口ずさみたくなってしまう優しさを帯びたメロディーは、かけがえのない仲間達への思いを昇華さたものなのだとあらためて感じました。今回は共演することとなった小平市のこげら合唱団(障害のある方・家族・歌の好きな一般市民が集う合唱団)との合唱バージョンと、長く交流し友人もいらっしゃるという韓国のハングルバージョンを収録しています。
10曲目「いとし子よ」は、草の根の多くの人々に知られる原田さんの名曲のひとつ。「両手に感じた子どもの重さと地球の重さを等しく想う」というテーマは、3.11後の原発の問題とも被り、全ての親・子にとっての「答え」なのではないかと感じました。いつまでも歌い伝え続けていきたい一曲です。
13曲目「夢を語るとき」は、2012年“ちょっと遅咲きのソロデビュー”を飾った原田さんのイメージに最も近い曲です。自身の年齢や状況に流されることなく、自分の夢に前向きになれる姿勢こそが、原田さんが時折見せる少年のような輝きに繋がっているのだろうなと思いました。(弊社出版物の案内になりますが、この曲は子どものための楽曲や市民の合唱で注目を集めている作編曲家たけよしかずさんの作品集でも紹介されています。)
ちょっと長くなってしまいましたが、このアルバムの魅力が何となくでも伝わりましたでしょうか?


余談になりますが、担当Mこの作品についてはレコーディングの現場に立ち会うことはできなかったのですが、ジャケットやCDブックレット内で使用する写真の撮影(いい感じのジャケットに仕上がったとは思いますがいかがでしょうか!)に同行させていただきました。実は自分が撮った写真も何枚か使用されていますので、ぜひCDを手にとられましたら、そちらもご注目いただければと思います。

話がそれてしまいましたが(^ ^;)、注目の“新人シンガーソングライター”原田義雄さんのライブ・コンサートについては、音楽センターおよびセンタープロが今後手掛けていきますので、出演の要請等ありましたらぜひともお問い合わせいただきますようお願いします。

「夢を語るとき 遅すぎるということはない 大切に大切に 今を生きよう」という原田義雄さんのメッセージ、原田さんのライブで聴いて本当に心を揺さぶられるものがありました。自分も「初心を忘れない」という意味で大切にしていきたいと思います。

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原田義雄「夢を語るとき 原やんのうた」(音楽センターCCD901)
ご購入はこちらから

原田義雄「夢を語るとき」が掲載されている
楽譜集・たけよしかず作品集「さあ耳をすまして」詳しくはこちら

原田義雄のライブ・コンサートのお問い合わせは
こちらまで

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玉木孝治「VIBRAPHONE DREAM 2 CHAO CHAO」 [アーティスト]

担当Mです。またしても久々になってしまいましたm(_ _)m

今回ご紹介するCDは、担当の大好きな楽器(演奏できるわけではなく聴くだけですが...)のひとつ『ヴィブラフォン』のアルバムです。

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玉木孝治「VIBRAPHONE DREAM 2 CHAO CHAO」
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国内を代表するヴィブラフォン奏者の一人として、またギター奏者、アレンジャーとしても幅広く活躍する玉木孝治(安全地帯の玉置浩二さんと読みが同じですね)が、2001年に発表した2枚目のソロバムです。

ヴィブラフォン、マリンバ、バラフォンなどが主役なので、全曲インストルメンタルです。でも玉木さんの演奏は表情豊かにまるで語りかけるかのようで、(インストルメンタルということを忘れて)聴き入り、癒され、そして元気になれる。。そんなアルバムです。

[収録曲]
1. チャオ・チャオ Chao Chao(作曲 玉木孝治/演奏 玉木孝治)
2. 森林浴(作曲 進藤克己/演奏 玉木孝治)
3. チキチキバンバン Chitty Chitty Bang Bang(作曲 リチャード・M・シャーマン/演奏 玉木孝治)
4. 歌のつばさに On Wings Of Song(作曲 メンデルスゾーン/演奏 玉木孝治)
5. ジャンボ Jambo(作曲 玉木孝治/演奏 玉木孝治)
6. 月/幻想(作曲 松崎順司/演奏 玉木孝治)
7. アヴェ・マリア Ave Maria(作曲 グノー/演奏 玉木孝治)
8. クーラント Corrente(作曲 バッハ/演奏 玉木孝治)
9. サラバンド Sarabande(作曲 バッハ/演奏 玉木孝治)
10. イフ If(作曲 ゲイツ/演奏 玉木孝治)
11. アデュー -約束のために- Adieu(作曲 玉木孝治/演奏 玉木孝治)
12. 太陽が呼んでいる(作曲 進藤克己/演奏 玉木孝治)
13. パッヘルベルのカノン Canon(作曲 パッヘルベル/演奏 玉木孝治)

玉木さんは学校などでの公演も多く、「楽器を演奏する楽しさ・音楽の素晴らしさ」を子ども達に伝える活動をされています。このアルバムはそんな“音楽の喜び”をたっぷりと感じられる構成になっているだけでなく、ヴィブラフォンのアルバムとしても最高の出来となっています。

玉木さんと凄腕のミュージシャン(ピアノ、シンセ、ドラムス、パーカッション、ディジュリドゥー、二胡、フルート...)たちが、誰もが知っているポップス・クラシックそしてオリジナルを最高のリズム・ハーモニーを奏でています。子供たちだけに聴かせるだけでは本当にもったいない、、例えば自分だったら、この季節すがすがしい高原などに出かけ、できればドライブしながら聴きたい。。。そんなチューンが並んでいます。

爽やかなM1・M2、幻想的な民族テイストのM5・M6(二胡とのセッションで美しく奏でられながら途中ドラムンベースようなビートもコラージュされていく)、新旧の名曲が美しく奏でられるM7〜10、一人で何重にも音を重ねて完成したM13など聴き所満載です。

玉木さんがライブ・学校公演など(このアルバムのライナーノートにも)で、いつも大切に語られるメッセージがあります。それは「夢を大切にもってほしい」ということ。楽器や音楽に対して常にひたむきな姿があるからこそ、その言葉は説得力を持つのだと思います。そしてその想いが玉木さんの素敵な音色をつくっていくのでしょう。冒頭に担当「ヴィブラフォンは演奏できない」と書いてしまいましたが、それを「夢」で終わらせず、いつか挑戦してみようとも思う次第です。。。その前に楽器はどうするんだか(^ ^;)

[玉木孝治 プロフィール]
子供の頃から木琴に親しみ、マリンバを野尻愛子氏、ビブラフォンを浜田均氏、ギターを洪栄龍氏に師事。[弦・打・管]と数多くの楽器をこなすマルチプレイヤー。近年、キーボードとのアンサンブルステージ「ビブラフォン・ドリーム」やワークショップで、全国の学校や保育園・障害者施設などを訪れ、音楽の楽しさや楽器を演奏することの喜びを伝えています。またアレンジャーとしても才能を発揮、多くのアーティストから信頼を集める音楽家としても知られています。

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あなたも玉木孝治「VIBRAPHONE DREAM 2 CHAO CHAO」を聴いてみませんか?
詳しくはこちら(音楽センターHPより購入できます)


(追記)
音楽センターでは、玉木孝治さんのファーストアルバム「VIBRAPHONE DREAM」も発売しているのですが、残念ながら廃盤となっています。が、ここで朗報!

音楽センターでは出版した作品を主要配信サイトで配信する作業を順次すすめているのですが、玉木孝治さんの作品はアルバム2作とも、7月より配信販売されています。こちらで購入可能ですので、ぜひ入手されてはいかがでしょうか?

玉木孝治「VIBRAPHONE DREAM」
CCD740玉木「vib.jpg

Amazon.co.jpでは
こちらから
itunes storeでは
こちらから
(その他、主要な音楽配信サイトでご購入できます)

また携帯用のサイトでは着メロとしても購入可能です。さわやかであたたかいヴィブラフォンの音色を着信音にされてみてはいかがですか?
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野田淳子「私の金子みすゞ」 [アーティスト]

担当Mです。(なかなか更新できずに申し訳ありません)
被災された方々には引き続き心よりお見舞い申し上げます。

震災後、テレビのCM(公共広告機構のもの)放送が多くなったことがきっかけで、いま再び静かなブームとなりはじめている「金子みすゞ」の詩作品。特にCMでとりあげられた「こだまでしょうか」は、詩の美しさだけでなく、この時代に求められている「他への思いやりの心」が見事に表現されていたことが多くの人々の心を掴んだのではないかと思います。

音楽センターから出版されているCDにも「金子みすゞ」さんの詩を題材にした作品がありますので、今日はそちらを紹介させていただきたいと思います。

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野田淳子「私の金子みすゞ」
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京都を中心に活動するシンガーソングライター、野田淳子さんの2005年の作品です。
野田淳子さんは、「女性」として「母親」としてのやさしいまなざしで作詞作曲された作品が共感を呼んでいるシンガーソングライターです。本作品は、そんな野田さんが「金子みすゞ」の詩と巡り会い、共感し、自然に彼女の曲となった18篇を、「トーク&コンサートライブ」というかたちで収録しています。

(以下が収録曲です。)
大漁(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
空と海(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
鯨法会(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
朝蜘蛛(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
花火(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
夢と現(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
星とたんぽぽ(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
淡雪(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
日の光(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
みそはぎ(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
薔薇の根(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
みんなを好きに(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
積もった雪(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
きりぎりすの山登り(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
闇夜の星(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
雪(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
蜂と神さま(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
このみち(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)
私と小鳥と鈴と(作詩 金子みすゞ/作曲 野田淳子)

野田さんの作曲したメロディーは詩にきちんと沿ったもので、まるで歌にするために書かれたのではないかと思うほど、本当に自然に聴こえます。それはギター一本(本作品ではギター他奏者の佐久間順平氏との共演)でシンプルにつくられ、歌になったからなのでしょうか?−それとも金子みすゞさんと野田淳子さんが共通して持つ何かがそうさせているのか?−とにかく「詩」がメロディとともに自然に入ってくるアルバムです。

このアルバムにはライブコンサートのトークも入っていて、「金子みすゞ」がどのような人物だったのか、野田さんの曲についての思いも一緒にお話されていますので、こちらも興味深く聴いていただけるものではないかと思います。さらに、歌詞カード(紙ジャケットとのセット装丁)が詩集のようにもなっていて、野田さん手書きのコード付きメロディー譜も掲載もしていますので、こちらもお薦めです。


[野田淳子 プロフィール]
長崎県出身。フォークシンガー、ジョーンバエズに魅せられ弾き語りをはじめる。アマチュア時代に上條恒彦氏に認められデビュー。CDアルバムは8枚をリリース、演奏活動では国内のみならず海外でもステージに立つ。「あらゆるものの命」をテーマに透明感ある声で歌い続け、幅広い層の支持を受けている。'07年には上條恒彦氏とのジョイントコンサートを行った。

音楽センターでは、野田淳子さんのCDを今回紹介した作品も含め7タイトルを出版していますので、またこのブログでもとり上げたいと思います。

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あなたも野田淳子さんの「私の金子みすゞ」を聴いてみませんか?
詳しくはこちら(音楽センターHPより購入できます)

野田淳子オフィシャルホームページ
こちら


Amazon.co.jpからも注文できます。




追記:
今回の記事を書く中で、「金子みすゞ」さんについて調べていくと、彼女は20歳の頃からわずか5年間の間に500篇もの詩を書いたということでした。そして彼女が20歳の年というのは関東大震災の起きた年でもあったのでした(さらに彼女の命日というのは3月10日ということでした)。そんな背景もある時代に、誰に発表されることもなく(多くの作品は没50年以降になって一般に紹介された)彼女の三冊の手帳に記された詩が、今多くの人々の心を癒しているというのは、何とも言いがたいものを感じます。ぜひ野田淳子さんの歌をとおして、「金子みすゞ」さんの詩を感じ、癒されていただければと思います。

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西はじめ「廻帰 〜季節(とき)の光と風にのせて〜」 [アーティスト]

担当Mです。被災された方々には引き続きお見舞い申し上げます。

今回は東北出身のアーティストの作品をご紹介したいと思います。津軽三味線奏者・西はじめさんのアルバムを選んでみました。

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西はじめ「廻帰 〜季節(とき)の光と風にのせて〜」
音楽センターCCD874・JAN:4523810003000)

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津軽三味線奏者の西はじめさんが、2009年に発表したソロアルバムです。
津軽三味線というと民謡や伝統芸能というイメージですが、西さんはそのジャンルだけにとどまらず、ロックやジャズセッション、映像とのコラボレーションなど幅広く活躍されています。

このアルバムは西はじめさんのアーティスト活動と同じように、伝統民謡とオリジナル曲を半々に収録しています。そしてアレンジ(編曲)は本人と参加したミュージシャン(ギター、尺八、バンドネオン、パーカッション)たちで、美しく凛とした西ワールドが再現されています。

1曲目「津軽じょんがら節」で雷の閃光のように衝撃的にはじまり2、3曲目と津軽民謡の旋律を、4曲目から「時雨」「海峡」(いづれもオリジナル)で美しい原風景のような力強いコラージュ、再び民謡に戻り癒され、自身との深い対話(津軽三味線の重ね弾き)「迴帰」、ラスト「月影メロディ」へと流れ着く...どこかへの旅のようなアルバムです。

西さんのライブには何度か伺ったことがあるのですが、CDと同じように真面目(むしろストイックと言ったほうがいいかも知れません)に演奏に取り組まれている姿勢が印象的だったのを覚えています。さまざまな編成(ソロ、バンド、他のアーティストとのセッションなど)でライブ活動されていますので、ぜひ会場にも足を運んでいただければ、より西さんの魅力が伝わるのではと思います。(音楽センターHPにもライブ情報を今後掲載していく予定です)

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3.11の震災では、東北地方を中心に家やふるさとを失ったり、原発事故の影響で自宅に帰ることができない方々が多くいらっしゃるとニュースは伝えています。そして被災地でなくても、暮らしている町やふるさとの風景、家族や地域の人々のかけがえの無さに気づいたという方も多いことでしょう。

西さんの演奏されているような、誰もが心の中に持っている「ふるさとの風景」、、、これらの復興・再生が叶う事を願わずにはいられません。

[西はじめプロフィール]
秋田県出身。幼少の頃より数々の楽器を習う。1992年より津軽三味線の巨匠「山田千里」師に師事、師範免除を取得。拠点を東京に移す。津軽三味線全国大会、三味線バンドコンテストなどで優勝・グランプリを多数受賞。
2001年、ロックバンド「六三四」に上妻宏光氏の後を継ぎ三代目津軽三味線奏者として加入。その他にも邦楽ユニット「異端侍」「民族楽団チャンチキ」「雷神」などの多くのバンド・ユニットに参加。様々なアーティストとのコラボレーションやアニメ(「NARUTOーナルトー」他)・CM(キリン「午後の紅茶」他)のレコーディング・海外公演・ジャズフェスティバルへの出演・テレビ出演など、幅広く活動を展開している。また「西方雅鳥-kiji-」というアーティスト名でも活動中。

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あなたも西はじめさんの「廻帰 〜季節(とき)の光と風にのせて〜」を聴いてみませんか?
詳しくはこちら(音楽センターHPよりご購入できます)

西はじめさんのオフィシャルHP

Amazon.co.jpからもお買い求めいただけます。


廻帰

廻帰

  • アーティスト: 西はじめ,山口亮志,き乃はち,川波幸恵,関根真理
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2009/03/22
  • メディア: CD



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松野迅「平和希いて PRAYER for PEACE」 [アーティスト]

担当Mです。被災された方々には引き続き心よりお見舞い申し上げます。

自分に直接の被害は無くとも、今回の惨状をテレビで観たり、原発の危機を憂いそれらを推進してきた関係者に憤りを感じたりする中で、気持ちはどうしても暗く不安になってしまいます。しかしながら通勤中などにポータブルステレオで音楽を聴いてひととき心を休めたり、街中で見かける募金活動に音楽が一役買っていたり、(まだ僅かですが)被災地でも少しずつ音楽が人々の心を癒す存在になってきているというニュースも耳にするようになってきました。また、ミュージックスター達が結集したコンピレーションアルバム「Songs for Japan」(アップルのitunesストアで配信)が、世界中で1位を記録しているというのは特に音楽の力を感じるニュースです。

そんな中、次に紹介するCDをさがしていたところ、最近ニュースなどで良く見かける言葉がタイトルになった作品をみつけることができました。

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松野迅「平和希いて PRAYER for PEACE」

JinMatsunoPeaceS.jpg


バリオリニスト松野迅さんの2002年の作品です。
松野迅さんはさまざまな輝かしい経歴を持つ優れたバイオリニストというだけでなく、平和活動やチャリティにも積極的に関わり続けているアーティストとしても知られています。

本作品は、そんな松野さんが当時の2001年の9.11同時多発テロやその後のアフガニスタン攻撃などが背景にあった頃にレコーディングしたのが、この作品でした。

シューマンの「ロマンス」からはじまり、カザルス「鳥の歌」、エルガー「愛のあいさつ」など、美しいメロディーをひたすら祈るかのように奏でていきます。担当は6〜10曲目のドヴォルザーク〜クライスラー〜シベリウスへと続く流れが特に好きです。

[収録曲]
ロマンス Romance A-major(作曲 R.Schumann=F.Kreisler)
鳥の歌 Song of the Birds(作曲 カタロニア民謡)
ロマンス Romance(作曲 M.Rege)
愛のあいさつ Salut d'amour Op.12(作曲 E.Elgar)
わが母の教え給いし歌 Songs my Mother taught me(作曲 A.Dvorak)
ジプシーの女 La Gitana(Arabo-Spanish Gipsy Song of the 18th Century)(作曲 F.Kreisler)
セレナーデ Serenade(作曲 G.Cassado)
ロマンス Romance Op.78-2(作曲 J.Sibelius)
ノクターン Nocturne Op.51-3(作曲 J.Sibelius)
ジャスミン Jusmine(作曲 中国江蘇民歌)
てまりうた 組曲「廣島のうた」より(作曲 外山雄三)
シンドラーのリスト(作曲 J.Williams)

「深い悲しみを癒す」と書くのは軽々しいことかも知れません。ですが、音楽には確かにそういったことができる力が存在するのだということを教えてくれる一枚だと思います。このような作品が被災したり心をいためている人々に届き心に平和-Peace-を取り戻すきっかけになればと思い、今回紹介させていただきました。


[松野迅プロフィール]
8歳よりヴァイオリンを、その後ピアノや作曲法、指揮法を学ぶ。1978年、京都市立芸術大学音楽学部に入学、岩淵龍太郎のもとで研鑽を積む。卒業後の演奏活動は日本国内にとどまらず、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、イ・ムジチ合奏団のメンバーとの協奏曲や室内楽の共演など、ヨーロッパにも範囲を広げている。年間数十回に及ぶリサイタルは、表現力豊かな演奏のみならず、曲間の楽しいトークも好評を得ている。作曲家としても作品を発表しており、歌曲を中心とした作品は、演奏会でも取り上げられている。またエッセイなど文筆活動でもその才能を発揮しています。

音楽センターでは、松野迅さんのCDを今回紹介した作品も含め5タイトル、CDブックを1タイトル出版していますので、またこのブログでも順次とり上げていきたいと思います。

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あなたも松野迅さんの「平和希いて PRAYER for PEACE」を聴いてみませんか?
詳しくはこちら(音楽センターHPよりご購入できます)

松野迅さんのオフィシャルHP

Amazon.co.jpからもお買い求めいただけます。

CD・松野迅「PRAYER FOR PEACE~平和希いて」

CD・松野迅「PRAYER FOR PEACE~平和希いて」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 音楽センター
  • メディア: CD



きたがわてつ「グローバル・ゼロ 〜大量破壊兵器のない世界〜」 [アーティスト]

担当Mです。
久々の投稿になります(なかなかアップできず、申し訳ありませんm(_ _)m)

実は他のCDの記事ができていたのですが、3月11日に東日本大震災と大津波で大勢の方が被災され、そして原発に予断を許さない危機が訪れてしまいました。このような状況で、どの商品をおすすめしたらいいのか(むしろ控えるべきなのか)担当も熟慮させていただきました。そんな中、みなさんに聴いていただけるのではないかというCDを見出すことができました。

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きたがわてつ「グローバル・ゼロ 〜大量破壊兵器のない世界〜」(音楽センターCCD889)
グローバルゼロS.jpg

平和活動を続けるシンガーソングライター、きたがわてつさんの最新のミニアルバムです。

この作品はそもそも、昨年(2010年5月)ニューヨークで行われたNPT核不拡散条約検討会議にあわせて、世界中から集まった多くの市民活動家の一人として参加したきたがわてつさん(ジャケット写真はニューヨークでのコンサートの様子)が、その思いを歌った表題曲を収録したCDです。

担当もこの曲をはじめて聴かせていただいた時、いつまでも色褪せないてつさんのボーカルの素晴らしさ、美しいメロディー、曲の力強さに心打たれたのを覚えています。そしてあらためてミニアルバムを通して聴き直すと、このような状況の中でもしっかりと響き、心に伝わるメッセージを感じる事ができたのでした。

表題曲の『民衆の力が閉ざされた扉を押し開いてゆく』という歌詞や、こどもたちと夢を歌った「思い出してごらん」、山ノ木竹志さん作詞/たかだりゅうじさん作曲の美しい郷土と人々を歌った「町」...どの曲も強いメッセージと勇気を与えてくれます。

きたがわてつさん自身も岩手県出身ということで(幸いご家族に被害は無いと連絡いただいています)、今後も予断を許さない状況ですが、郷土の復興支援活動にも歌で大きく関わっていかれることでしょう。そして音楽センタースタッフ一同、今回の震災で亡くなられた方々のご冥福と被災された方々の復興を願わずにはいられません。担当Mも心よりお祈りするとともに市民のひとりとして、できることを惜しまず取り組めたらと思います。

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あなたもきたがわてつさんの「グローバル・ゼロ 〜大量破壊兵器のない世界〜」聴いてみませんか?
詳しくはこちら(音楽センターHPより購入できます)

北川翔「Balalaika」 [アーティスト]

担当Mです。
前回ナターシャ・グジーさんのCDを紹介したら、その直後に全国放送のテレビ番組「世界の車窓から」http://www.tv-asahi.co.jp/train/(現在ロシア編を放送中)で、ナターシャの曲がBGMとして使用されていました。「さっそくブログ効果出たー!」と喜んでしまいしたが、、テレビ番組の制作課程を考えると、単なる偶然ですね。。。(^ ^;)
番組で使用されていたのは「私の大地」という曲で、アルバム「こころに咲く花」(音楽センター:CFD105)に収録されています。こちらも素敵なアルバムですので、後日こちらでも紹介できたらと思います。

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本日紹介するのは、ロシアの民族楽器バラライカの演奏家、北川翔さんの「Balalaika」というアルバムです。

sho kitagawa.jpg

北川翔さんの経歴を簡単に載せておきます。

Sho Kitagawa2.jpg

音楽家の北川剛氏を祖父に、バラライカ奏者の北川つとむ氏を父に持ち、幼少の頃より音楽に親しみ、バラライカ・ピアノ・作曲編曲法などを学ぶ。2001年に東京バラライカアンサンブルにドムラ奏者として入団、ロシア公演に参加。04年、ロシア国立ラフマニノフ記念ロストフ音楽院に特別奨学生として入学。05年、日本人初となるロシアでのバラライカのソロリサイタルを開催。06年、現地で出演した演奏会は、TV・新聞でも大きく取り上げられ絶賛を浴びる。同年、カザルスホールにて日本ソロデビューリサイタルを開催。07年、1stアルバム「Sounds of Balalaika」発表。同年、国際ロシア民族楽器コンクール<ベロゴーリエ杯>のバラライカ部門第1位を受賞。09年、北川記念ロシア民族楽器オーケストラを設立し、指揮・編曲を務める。10年、音楽センターよりアルバム「Balalaika」を発表。豊かな音楽性とテクニックで本場でも高い評価を得るだけでなく、国内はもちろん世界から注目されている、新進気鋭のバラライカ奏者である。

凄い経歴です。特にバラライカの本場ロシアのコンクールで、外国人初の一位獲得は本当に快挙ですね。

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そんな北川翔さんが活動拠点を日本に移し、満を持してレコーディングしたのが、このアルバム「Balalaika」です。

ジャケットを見るとルックスが良くちょっと生意気そうにも見える少年のよう(失礼m(_ _)m)ですが、彼が奏でるバラライカはとてもやさしい雰囲気と気品に溢れ、CDをかけているだけで癒されます。そんな面がありながらも、やはりロシア音楽らしく熱くなる部分もあり、本当に上質な一枚に仕上がってします。また、共演している新進気鋭のアコーディオニスト大田智美さん、ベテランのギターリスト長尾和彦さんとのアンサンブルも素晴らしいです。

担当のお薦めは、おなじみのロシア曲を新鮮なアレンジにした4曲目の「ポールシカ・ポーレ」、哀愁漂うギターとの共演が美しい6曲目「悲しい歌」、若さ溢れるテクニックの競演17曲目「剣の舞」等、、(書ききれないですが)とにかく溜息の出るトラックの連続です。

最近になってアニメ「チュブラーシカ」が大人気になったり、独特の哀愁が根強い人気のロシアの歌(ともしび、カリンカなど...このCDにも彼の演奏が収録されています)など、これからロシアカルチャーがちょっとした人気になりそうですが、普段の慌ただしい生活の中、夜や休日にCD「Balalaika」を聴きながら、紅茶にベリージャムを落としロシア風にして、一息ついてリラックスするのはちょっとした贅沢なのではないかと思う今日この頃です。


追記:
CD「Balalaika」発売に伴い、各地でライブ活動も積極的に行われるようです。担当Mも何度かライブに伺わせていただきましたが、こちらも本当に素晴らしかったです。ご興味のある方はぜひこちら(http://sho-kitagawa.net)でチェックして、ぜひコンサートにも足をお運びいただければと思います。

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あなたも北川翔「Balalaika」聴いてみませんか?
詳しくはこちら(音楽センターHPよりご購入できます)


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バラライカ

バラライカ

  • アーティスト: 北川翔
  • 出版社/メーカー: 音楽センター
  • 発売日: 2010/09/02
  • メディア: CD



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ナターシャ・グジー「セルツェ」 [アーティスト]

はじめまして、音楽センターのスタッフMです。
この度、当社より発売・取り扱いしておりますCDなどの商品を紹介するブログを担当することになりました。月に○万円もCD購入やライブ鑑賞に使ってしまう(^ ^;)一音楽ファンの視点で、新旧かかわらず作品を紹介していきたいと思います。週1回程度の更新になると思いますが、よろしくお願いします。

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第一回目に紹介する作品として選んだのは、ウクラナイナ出身の歌手のナターシャ・グジーさんの「セルツェ」というアルバムです。

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選んだのは、音楽センターから出版されたCDの中でも担当Mが最も好きな作品という超個人的な理由からです(笑)。ナターシャをまだ知らないという方に、簡単に経歴を載せておきますね。

nataliya_gudziy2.jpg


ウクライナ出身、1986年に(父親が勤務していた)チェルノブイリ原発事故で被曝、キエフ市に移住する。民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳の頃より音楽学校で専門課程に学ぶ。1996年に民族音楽団のメンバーとして来日し、全国で公演を行う。2000年より日本での本格的な音楽活動を開始。透明な歌声と美しいバンドゥーラの響きで、多くの人々を魅了しています。

音楽センターからは、アルバム「セルツェ」「こころに咲く花」がそれぞれ2002年と2006年に発表されました。(その他の作品についても音楽センターでお取り扱いしています。)

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このアルバムはプロデュースがアレンジャーの井上鑑さんで、サウンドがとにかく美しくかっこ良いのです。個人的にコレクションしているCDの中でも5本の指に入る名盤です。

ナターシャの美しいボーカルとバンドゥーラ(ウクライナの伝統弦楽器、小型のハープのようだがピアノの原型とも言われている)をベースとしながらも、ヨーロッパのアンビエントミュージックやハウスのような雰囲気のあるサウンドが実に心地良いです。歌詞はウクライナ語と日本語(他にエンヤの英語曲も収録)の両方がバランス良く混ざっていて、なかでも喜納昌吉さんのカバー「花」はぜひ聴いてほしい一曲です。

歌詞も自らが遭われたチェルノブイリの事故に直接触れているものはありませんが、失われた大地やふるさとのことを哀愁をもって歌にしているのが、とても心にしみます。

ということで、このような名盤がまだ多くの人に聴かれていないのはもったいないことですので、ご興味のある方ぜひ聴いてみて下さい。

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あなたもナターシャ・グジー「セルツェ」聴いてみませんか?
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ナターシャ・グジーさんのディスコグラフィー
詳しくはこちら


セルツェ-心-

セルツェ-心-








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